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A 付録
革製部分の取り扱いについて
この製品の一部には革が使用されています。退色等の劣化の原因となりますので、日光の当たる場
所や高温になる場所に放置しないでください。
お手入れの際はシンナー等の化学薬品を使用しないでください。劣化の原因となります。
革製品のお手入れは、クリーニングと保管、保護の3つに大別されます。本製品は、通気の良い場
所でご使用ください。お手入れの際は、革製品を扱う小売店等で、専用のクリーナーキットの購入
をお勧めします。
I.クリーニング
1. 革表面のお手入れには、天然の保湿成分を奪わないクリーナーをお選びください。また、バクテ
リアによる腐食と、腐食により継ぎ目がほつれる原因となりますので、油脂成分が残留するクリ
ーナーは選ばないでください。
2. クリーナーを使用する前に、目につかない部位で退色や劣化しないことを確認してください。
3. クリーナーは、本製品の革製部分の全体に均等に使用してください。使用後は僅かに湿らせた
布でクリーナーを拭き取ってください。
4. 継ぎ目の部分は、専用のブラシを購入・使用ください。
II. 保管
1. 革製品用のコンディショナーを適宜使用してください。コンディショナーには脂肪/オイルが含ま
れており、保湿効果があり、柔軟性を取り戻します。浸透性の高いクリーナーをお勧めします。
2. 石油由来のクリーナーは、革製品にダメージを及ぼすことがあり、お勧めできません。
3. クリーナーと同様、油脂成分が残留するコンディショナーはお避けください。
III. 保護
1. 革製品は、水分による劣化を防ぐため、皮脂膜を作ることが非常に重要です。保護を怠ると硬化
やほつれ等劣化の原因となります。適宜保護剤で皮脂膜を作ってください。
2. 保護剤にはその性質上、革表面の気孔を塞ぎ、クリーナーやコンディショナーでのお手入れが難
しくなるという短所がありますが、革製品の保護には必要なアイテムです。定期的に保護剤で皮
脂膜を作り、時間をおき浸透させ、本製品を再度使用する前に十分乾燥させてください。
IV. 保湿
1. 革製品の保湿は、最高の状態を保つため大変重要です。
2. ホコリやゴミなどの汚れはこまめに取り除いてください。また、革表面の気孔は非常に敏感です
ので、熱乾燥させることはお避けください。