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ノートパソコンを使用する
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電源管理モード
ノートパソコンには多くの自動または調整可能省電力機能が搭載されており、バッテリの寿命を
最大限に伸ばしたりトータルコストオブオーナーシップ(TCO)を削減するために使用できます。
BIOSセットアップの [電源] メニューを通して、これらの機能の一部を制御できます。ACPI電源管
理設定はオペレーティングシステムを通して行えます。電源管理機能は、コンポーネントを頻繁に
低消費電力モードにしながら要求があり次第完全操作に入れるようにすることによって、可能な
限り電力を節約できるように設計されています。これらの低パワーモードは「スタンバイ」
(または
サスペンドトゥラム)および「ハイバーネーション」モードまたはサスペンドトゥディスク(STD)と呼
ばれています。スタンバイモードはオペテーティングシステムが提供する単純な機能です。ノート
パソコンがどちらかの省電力モードに入っているとき、ステータスは次のように表示されます:「
スタンバイ」:電源LEDの点滅および「ハイバーネーション」:電源LEDオフ。
フルパワーモード & 最大パフォーマンス
ノートパソコンは、Windowsの電源管理とSpeedStepを構成することによって電源管理機能を無
効に設定しているとき、フルパワーモードで作動します。ノートパソコンがフルパワーモードで動
作しているとき、電源LEDはオンになっています。システムパフォーマンスと消費電力を意識し
ている方は、全ての電源管理機能を無効にする代わりに、
「最大パフォーマンス」を選択してくだ
さい。
ACPI
拡張構成および電源インターフェイス(ACPI)はIntel、特にWindowsを後に電源管理とプラグアン
ドプレイ機能を制御するために、Microsoft、Toshibaが開発したものです。ACPIは、ノートパソコ
ン用の電源管理の新しい標準です。
注: APMはWindows NT4やWindows 98のような古いオペレーティングシステムで使用されてい
ました。Windows XPやWindows 2000やWindows MEのような新しいオペレーティングシステム
はACPIを利用するため、APMはもはやこのノートパソコンを完全にサポートしていません。
サスペンドモード
「スタンバイ」(STR)と「ハイバーネーション」(STD)では、CPUクロックは停止しほとんどのノート
パソコンデバイスは最低のアクティブ状態に入ります。サスペンドモードはノートパソコンの電源
状態を最小にします。システムが一定の時間アイドル状態になっていると、または[Fn][F1]キーを
手動で使用すると、ノートパソコンはサスペンドモードに入ります。ノートパソコンがSTRモード
に入ると、電源LEDは点滅します。STDモードに入っていると、ノートパソコンは電源がオフになっ
ているように見えます。キーボードの任意のボタン(Fnを除く)を押すと、STRから回復します。電源
スイッチを使用すると、STDから回復します(ノートパソコンの電源をオンにする場合と同様)。
省電力
このモードはCPUクロックを下げるだけでなく、液晶ディスプレイのバックライトを含めたデバイ
スを低いアクティブ状態にします。システムが一定の時間アイドル状態になっていると、ノートパ
ソコンは「スタンバイ」モード(低い優先順位)に入ります。タイムアウトはWindowsの電源管理(
高い優先順位)を通して設定できます。システム操作を回復するには、どれかのキーを押します。